有名な採取法にも問題があるようです。
どのようなことが問題だったのか、考えてみました。
微化石はそのサイズゆえ、大型化石のように槌やたがねで切り出すわけにはいかない。物理的に超音波を用いたり振盪したりする事もあるが、試薬を用いて化学的な処理を行うのが普通である。以下にナフサ(揮発油の一種)を用いた処理例を示す。
ナフサ法
ナフサ法は、比較的軟らかい岩石を母岩とするばあいに用いられる方法である。
標本採取
地層から、目的の化石を含む岩石標本を採取する。標本は適当な大きさに砕き、適量を試料を取り出す。取り出した試料はよく洗ったビーカー等に入れる。処理する試料はある程度の量を確保した方が良いが、後の手間や試薬の消費を考えると多すぎてもいけない。試料は他の試料と混じらないよう慎重に管理する。微化石の処理ではコンタミネーションは致命的である。例えば石灰質の微化石を扱う前には主要な器具を酸洗浄するなど、処理試料の徹底的な隔離を図らねばならない。
乾燥
ビーカーに試料を入れたまま、恒温槽で数時間乾燥させる。
ナフサの浸透
充分乾燥した試料の入ったビーカーにナフサを注ぎ、よく浸してナフサをしみこませる。数時間浸した後、ナフサは捨てる。普通は再利用の為、濾紙などを通してナフサを回収する。この時、試料が流出しないよう気を付ける。
煮沸
ナフサを捨てた後の試料に水を注ぎ、ビーカーごとコンロで煮沸する。この際、残ったナフサや試料が破裂することがあるので、周囲の安全に十分配慮する。通常は、有害な気体を回収する設備を備えるドラフト機器内に然るべき機材を設置して行う。
洗浄
煮沸した試料が冷めるまで待った後、試料をふるいの上にあけて、よく水で洗い流す。洗った末にふるいの上に残った試料を、再びビーカーに回収する。この時のふるいは、試料中の余分な細かい粒子(泥分)を洗い流しつつも微化石はふるいの上に残るような大きさのメッシュを選ぶ。研究の対象や目的によって異なり、例えば小型の有孔虫を対象とする場合は75μm程度が用いられる。
上記乾燥から洗浄までを繰り返す。
乾燥や煮沸により、浸透させた水やナフサが膨張する力を利用して試料を砕くのである。この過程に限らないが、試料の流失や他の試料の混入などが無いよう、特に注意を払う。
試料の保管
充分砕かれて砂やシルトなどの集まりとなった試料を、別の容器に移して保管する。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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